あなたの思う自由、ってどんなもの?


あなたの思う自由、ってどんなものですか?

束縛されないこと?
自分の好きにできること?
大人になると減っていくもの?

私は、自由とは「選択肢があること」だと、強く強く思っています。
それは、「自分には選べることが何もない」と絶望した経験からきています。


結婚後、私は専業主婦になり、
夫のキャリアアップで、香港に引っ越しました。
夫は多忙で、世界中に出張に出る生活でしたので、私は二人の子供と家にいたのです。

海外転職を叶えるほど仕事が大好きだった私にとって、
キャリアと時間とお金の自由を手放して、体力の全てを子供と家庭に費やす生活は
自分らしさや、自分の自信も価値も、じわじわと蒸発していく感覚でした。

そんな時
夫の父の体調が良くなく、夫の実家に数ヶ月滞在することになりました。
カナダのモントリオール。そして夫は、ここから海外出張に出かけて行きました。

残る私は、0歳と3歳の子供と、義両親と一緒に数ヶ月、長い長い冬を経験しました。
私は車の運転ができません。
週に一度、義母のグローサリーについていくことだけが外の世界。

街の様子も知らない。どこに何があるのかもわからない。情報が何もない。
モントリオールはフランス語です。私には、人との交流も会話もない。

家で、話し相手にもならない子供と、義両親とだけ、過ごす。
毎日、離乳食と食事を作り、掃除をする。
窓の外を眺めながら、モントリオールの冬は、5日周期で吹雪と晴天を繰り返すことを知りました。

喋れず、家から出れず、情報が入って来ず、
これまでの自分のできたことがなくなり、家事以外役に立たず、家族とだけ与えられた箱の中で生きる。
それ以外のことは全部、人の許可や助けがいる。

専業主婦になってから、今はこれが自分の役割だと我慢をしながら頑張ってきた。
今は一時期、義父にできることをしているけど、
いつか将来ここに定住することになれば、終わりのないもっと我慢の生活になるんだ、と思うと
猛烈な怒りが湧いてきました。

自分の人生、与えられたもので満足できない。
自分で選びたい!
それ以来、私にとって、自由とは「選択肢があること」
冬が来るたびに、「選択肢を作れる自分に、絶対になる」と自分に約束した日のこと・・・思い出します。

私に限らず、大人になった女性なら、このような思いはきっとしているはず。

しょうがない
わかってもらえない
やらなきゃいけない

歳を重ね、周りに大切な人が増えるのと引き換えに、
私たち女性は、役割が増え、自由を失っていくものなのでしょうか。
それでも我慢して、それでも自分を奮い立たせて頑張るのが、大人なのでしょうか。
母親世代はそうだったかもしれません。
そんな母を見て私たちは育ってきました。

でも、その連鎖の枠を出る方法は、あるんですね。
その方法は、お金や時間、環境、才能なんかじゃないんです。
自分の心と脳の仕組みを知って使うこと。

世界のどこでも、幾つになっても、今いる場所で欲しい選択肢を自分で作る。
この変化のプロセスでは、うさぎのようにぴょんぴょん加速し飛ばせる時も、亀のようにじっくり取り組むときもあります。どちらも必要な体験です。
この変化のプロセスを経験してきた私だから、辛い時のあなたのお気持ちも、解決方法もわかります。
自由を作る「本質」を、あなたに必要な形に変えて、お伝えすることを大切にしています。


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