占いは、好きですか?

私、かつて
シンガポールに住んでいた頃が
あったんです。

その頃、
仕事や恋愛のことで
行き詰まりを感じると
会いにいく人が、いました。

アイリーンという、おばあさん。
占い師さんです。

白髪の長い髪を
ひとつに結いて

不思議な宝石を
じゃらじゃら身につけていて。

公営住宅の彼女の家を訪れると

ミステリアスな絵画のキャンバスが
窓際に重なるように置いてあり、

見たことのない東洋の楽器があり、
キョロキョロしたい衝動に駆られます。

家の中なのに、
なぜかステージもありました。

生年月日と、手相を見て、その後
カードを切るように言われたり、

袋に入っている石を一つ
取り出すように言われたり、

・・なんじゃかんじゃやって
しばしの沈黙の後、突然
お告げが降りてくる感じで

アイリーンが話し始めます。


アイリーンには
色々言われたんですけど

覚えているのは、毎回この二つ。

=====

Your life is “Hello people goodbye people.”
You will marry to a man from “bear country.”

あなたの人生は、出会いと別れを繰り返す
「熊の国」の男性と結婚しますよ

=====

・・・私は5つの国で生活し
カナダ人の夫と結婚しました。

この占い
当たっていることに、なるのかな?

当時30代前半、独身の私。

聞きたいのはやっぱり
恋愛、結婚、転職・・

ちょっと辛いときは、
「そういう時なんだよ」と
言ってもらえるとホッとするし

「この先いいことあるよ」と
言ってもらえると
また頑張ろうかなって思えるし

当たる・当たらないというよりも
私たちが占いに行きたい時って

心の拠り所が欲しい時・・・なのかなぁ
と、思います。

アイリーンに会いに行く事が
今の私って、どんなのか教えてよ、っていう
「現在地」の確認だとしたら

今振り返ってふと、思うのです。

「目的地」って、どうだったんだろう、と。

当時の私は、
「こうなりたい」っていう目的地は
自分が決められるものではなく


なんかこう、自分のこれからを
運とか縁とか、
そういうものに
任せていたようにも思います。

私は占い師ではないのですが、

心と脳の仕組みを勉強して
今の現実を作っているのは、


運や縁ではなく
「自分の思考」なんだなぁと
信じるように、なりました。

運や縁に思えることも
自分の思考が導いて起こしている
「カラクリ」がある。

私が5つの国に住み、
カナダ人と家族を持ったのも
アイリーンのお告げのおかげではなく
自分の思考が起こしたこと。

ただ、当時は、
その思考に気づいていなかったんです。

あなたの
目的地は、どこですか?

そこへの道筋を、見てみませんか?

今の自分では
見えていないだけ
わからないだけで

でもその道筋は
自分の思考の中にもうあるとしたら?

その道筋を
話して聞かせてくれるのは
あなたの「潜在意識にある思考」です。

私が喋るんじゃ、ないんです。

私はただ、それを
わかりやすい形にしてお伝えします。

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